姶良市・鹿児島市・霧島市で、住宅リフォーム工事を承っております、碕山建創(さきやまけんそう)です。
年を取ったり、病気や障がいを負ったりしたときに考えておきたいのが、介護リフォーム。
「将来的には施設に入るかも」と思っていても老後は長く、入所するまでに自宅を生活しやすい環境に整える必要があります。
しかしどのようなリフォームがあるのか、どこから手をつけたらいいのか、なんだか難しいですね。
費用に限りがあるからこそ、慎重になりたいところです。
今回は介護リフォームの種類と、リフォームの優先順位について紹介いたします。
ぜひ参考にしてみてください。
■ 介護リフォームとは?
介護リフォームは、高齢者や身体に障がいのある方が生活しやすく、転倒などの危険を軽減できるよう施すリフォームです。
若いころはとくに困らなかった住宅でも、年を取るとちょっとした段差や階段が負担になってきます。
高齢になると免疫機能も低くなるため、転んでからのケガを引きずったり、病気を抱えたまま生活したりすることも。小さなことでも、生活のハードルが一気に高くなり、本人以外にご家族も心配してしまうでしょう。
このような生活のしにくさ・危険性を減らせるのが介護リフォームです。
なお、介護にかかわるリフォームについては、要支援・要介護の認定を受けると介護保険から補助金が、条件を満たせば各自治体からいくらか補助金・助成金が出ます。
■ 介護リフォームのメリット
介護リフォームのメリットはたくさんあります。
・自立した生活を続けられる
介護リフォームは住み慣れた我が家に長く住みたい、今までどおり誰の力も借りずに生活したい、という思いを叶えてくれます。
二人暮らし・一人暮らしをしている高齢者の方は多いですが、自活できることは、遠方に住んでいるご親戚・お子様の安心材料にもなるでしょう。
・介護する側も使いやすくなる
介護を受ける側だけでなく、介護をする側も使い勝手のいい環境になります。
介護は精神的にも身体的にも負担になりやすい場面が多く、少しでも負担をなくしたほうがお互いのためといえるでしょう。
介護をする側が身体を故障し、介護を受ける側が困ってしまう事態を避けられます。
・将来に備えられる
まだまだ身体が元気なうちでも、介護リフォームで将来に備えられます。
もし骨折して片足で生活することになっても、問題なく生活を送れるなどのメリットがあるでしょう。
また、リフォームそのものに段取りや準備が必要なので、高齢期には大きな負担になりやすく、若いうちに済ませたほうがラクかもしれません。
■ 介護リフォームの種類
介護リフォームの種類としては、ざっくりとこのようなものがあげられます。
・手すり
廊下や階段のほか、膝を使う玄関・トイレ・浴室などに取付けます。
身体が安定するものの、高さやバーの太さによっては握りにくくなるため、設置する際は細かな打合せが必要です。
・段差の解消
浴室をはじめとした部屋の境目にある段差をなくし、水平にします。
つまづきや転倒を防ぐほか、掃除が簡単になり、小さな子どもにも優しいです。
・スロープの設置
車いすでお家に入れるよう、玄関先・縁側・ウッドデッキなどにスロープを設置します。
車いすでなくても、手押し車やベビーカーなどの使用がラクになります。
・柔らかく滑らない床材
床というとフローリングですが、クッションフロア・コルク・畳などはクッション性があり、滑りにくいです。
転倒事故は何もないところで滑ることが原因として多いため、見直してみるといいでしょう。
車いす・介護用ベッドの使用には耐久性が必要なので、フローリングが向いています。
・引き戸、折り戸
開き戸は高齢になると使いにくく、トイレなどは個室内で倒れてしまうと開かなくなる恐れもあります。
引き戸・折り戸にしておくと、もしものときも安心といえます。
■ 優先するべき順番は?
介護リフォームをするとしても、予算に余裕がないので優先順位をつけたい、という方も多いかと思います。
このとき、優先したいのが「トイレ」「浴室」です。
・トイレ
トイレは毎日何度も使うほか、排泄は人の尊厳にもかかわるため、できるだけ一人で済ませたいものです。
年を取るとトイレの回数も増えることから、できるだけ早めに便器の交換・手すりの取付け・引き戸への変更を検討したほうがいいでしょう。
・浴室
床が滑りやすく裸なので、転倒したときのケガが大きくなりやすいです。
ヒートショックという血圧の乱高下によって、脳卒中・心筋梗塞の恐れもあります。昔ながらのお風呂は断熱性が低いので、あたたかいユニットバスにすると、危険を減らせます。
■ 姶良市周辺での介護リフォームは「碕山建創」へ!
碕山建創は、姶良市・鹿児島市・霧島市にて、介護リフォームをはじめとしたリフォーム工事を承っております。
リフォームなんてしなくても我慢すればいい、と思ってはいませんか?
リフォームは大掛かりなものでなくても、小さな工事で大きく生活の質が向上することも多いです。
トイレの便器交換や床・壁の張替えなど、比較的リーズナブルな工事もございます。お試しに小さな工事をしてから、大きな工事を考えてみるもの有効です。
以下のメールフォームより、ご相談・お見積りを受付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。
ご相談は無料です。
■ まとめ
介護リフォームには、高齢になっても自立して生活ができる、介護者側にも優しい、将来に備えられるというメリットがあります。
手すりをはじめとした多くのリフォームがあるものの、予算に余裕がない場合はトイレ・浴室を優先して手を入れたほうがいいでしょう。
年齢的にリフォームの計画が厳しいときもあるため、できればお子様・ケアマネジャーを頼るようにしてください。